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今度は我々が向き合う番

2020 8/19
2020年8月19日

 赤木雅子さん(森友問題の公文書改ざんで自死に追い込まれた赤木俊夫さんの妻)のもう一つの裁判がはじまりました。夫の公務災害認定にかかる文書のすみやかな公開を求めるものです。雅子さんが、今年4月に近畿財務局に対し文書の開示を求めた際には、コロナで忙しいから1年待てといわれていて、原則30日以内のところ、なぜ1年も待たなければならないのか、国に対して説明を求める趣旨です。しかし、国側は、彼女が国と佐川元財務省理財局長を訴えた最初の裁判同様、まともに向き合おうとせず、訴えを退けるよう求めたとか。

 「国のために命を捧げた人」が靖国神社に祀られているといわれています。「誰だって好き好んで戦争なんかするものはいない」。これは、最後の日本兵といわれた小野田寛郎さんの言葉ですが、公文書改ざんをやりたくないと、涙を流して抵抗した俊夫さんは、国の命令によってそれを強制され、遂に命を落とすこととなりました。それなら、赤木俊夫さんだって国のために命を捧げた人に違いないでしょう。ご本人が聞いたら、靖国神社にお祀りされることは固辞されるでしょうが、せめて国には、真摯に向き合って真実を明らかにしてほしいものです。

 小野田さんが、フィリピンに派遣された当初、師団長からは「玉砕は一切まかりならぬ」と訓示を受け、実の母親からは、「敵の捕虜となる恐れがあるときには、この短刀で立派な最後を遂げてください」と短刀を渡されています。彼が、1945年以降も30年近く戦い続けたのは、命令に盲従することこそ、彼にとっての「忠」であり「孝」であり、正しさそのものだったからかもしれません。それに対して、赤木俊夫さんの正しさはそれとは全く異質でした。「僕の雇用主は日本国民」と公言したとおり、俊夫さんのまなざしは、あくまでも我々の側に向けられていたのです。だからこそ、わたしは、赤木雅子さんの側に立って、人命軽視の姿勢に懲りない国と対峙したいと思います。

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